フェリー 自転車
更新日: 2024-12-01
四方を海で囲まれている日本では多くのフェリーが運行されています。近年は展望大浴場を備えるなど設備が充実して、 「動く絶景ホテル」といっても過言ではありません。フェリーの魅力はマイカーやバイク、そして自転車まで持ち込むことが可能な点。 自転車の場合、現地についたらすぐにサイクリングに出発することができます。車と異なって、駐輪場所に困らず、より小回りが利きます。 国内旅行の目的ととして人気の高い九州、北海道には首都圏、関西から運航しているフェリーがあります。 そこで港から比較的アクセスしやすいサイクリングコースの紹介とあわせて、「フェリー×自転車」旅の魅力を紹介します。
目次
自転車の料金について
まず気になるのが自転車を持ち込むときの料金。自転車の扱いについてはフェリー会社によって異なりますが、 輪行しないで乗せる場合は「特殊手荷物料金」がかかるというのが一般的です。分解したり、折りたたむなどして輪行袋にいれることが難しい場合でも、 別料金はかかりますが、自転車をそのまま船に持ち込むことができます。
九州 おすすめサイクリングコース
国東半島サイクリングコース
「仏の里」国東半島。宇佐八幡宮の八幡信仰と天台密教が結びついた神仏習合の「六郷満山文化」が花開きました。 石仏・石塔や古寺の史跡が点在する国東半島の東側の海岸沿いを潮風を受けて走るのが「国東半島サイクリングコース」。 国東半島は、「ツール・ド・国東」が開催されるなど、自転車が盛んな土地。潮風を浴びて走れる海岸線のサイクリングロードからは、 晴れた日には四国を見ることができます。 コースは海岸線の風景が楽しめる3kmコースと3分の2以上がサイクリングロードとなる片道約13kmコースの2種類があります。 黒津崎海岸は南北に白砂青松の砂浜が延びており、延長は2.2kmに及ぶ海水浴でも人気の海岸。ともに「国東市サイクリングターミナル」が起点です。 別府から国東半島に向けては、別府湾を眺めながら「別大国道」を北上していきます。
大分・別府へ向かうフェリー
「フェリーさんふらわあ」 神戸~別府、大阪~大分
西都原御陵墓周回コース
宮崎港から約30kmのところにある「西都原古墳群」。300基以上の古墳があり、国の特別史跡にも指定されています。 東西2.6km、南北4.2km、東京ドームの約230倍の面積。古墳群の中心となる男狭穂塚古墳と女狭穂塚古墳を取り囲むように周回道路が整備されています。 春は桜と菜の花、秋はコスモスを楽しむことができます。
宮崎へ向かうフェリー
「宮崎カーフェリー」 神戸~宮崎
ひびき灘自転車道
九州北西部の沿岸に面している響灘。サイクリングロードは響灘の沿岸を遠賀川河口から世界遺産に登録された宗像・沖ノ島と関連遺産群がある釣川河口を結んでいます。 弥生農耕文化発祥地のひとつとして知られる遠賀川河口から美しい海岸線の景観、そして世界遺産に登録された宗像大社と景観と歴史・文化を味わいながらサイクリングを楽しめます。
北九州へ向かうフェリー
「阪九フェリー」 神戸~新門司、泉大津~新門司
「名門大洋フェリー」 大阪~新門司
北海道 おすすめサイクリングコース
支笏湖ビジターセンター
フェリーターミナルのある苫小牧から支笏湖を目指すサイクリングコース。支笏湖は、約4万年前に火山の噴火でできた陥没地に水が溜まって形成されたカルデラ湖。 「支笏湖ブルー」と呼ばれる青色の輝きを放つ高い透明度と良好な水質を誇る湖です。
フェリーさんふらわあについて
著者紹介
総合旅行業務取扱管理者取得(2011年) 麦わら帽子と海と犬をこよなく愛する旅行好きサラリーマン。これまで数々のフェリーに乗船し、乗船回数は200回を超える。 最近では、長距離フェリーでのんびり移動することが贅沢だと思い込んでいる。旅先の九州や、北海道まで飛行機で移動した後に帰りはフェリーを利用するなど、フェリーも旅の一部にしているため、ベストワンフェリーの記事ではその楽しみ方も伝えたいフェリーマニア。
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