マリックスラインの旅
更新日: 2024-12-01
世界自然遺産の登録を目指している(2020年12月現在)奄美群島。奄美へのアクセスは飛行機とフェリーがありますが、鹿児島を出港して奄美群島の島々を巡って沖縄本島の那覇までの船を運行しているのがマリックスラインです。
奄美大島,徳之島,沖縄島北部及び西表島
世界自然遺産候補地として環境省の暫定リストに掲載されている奄美群島。奄美群島は九州本土の南に点在するトカラ列島と沖縄諸島の間に連なる奄美大島、加計呂麻島、請島、与路島、喜界島、徳之島、沖永良部島、与論島の8つの有人島からなる島々です。亜熱帯の豊かな森や美しいサンゴ礁などが多くの人々を魅了しています。奄美大島と徳之島は,アマミノクロウサギに代表される希少種を含む多様な生物が生息・生育しています。現在、沖縄本島北部と西表島とともに世界自然遺産の登録を目指しています。
マリックスライン時刻表
鹿児島を出港して、奄美群島を巡って那覇まで運航しているマリックスラインについて紹介します。
マリックスラインの時刻表は次の通りです。
鹿児島→奄美群島→那覇
鹿児島(鹿児島新港)18:00発→奄美大島(名瀬港)翌日05:00着/05:50発→徳之島(亀徳港)09:10着/09:40発→沖永良部島(和泊港)11:30着/12:00発→与論島(与論港)13:40着/14:10発→本部港16:40着/17:10発→那覇港19:00着
沖縄→奄美群島→鹿児島
那覇港07:00発→本部港09:00着/09:20発→与論島(与論港)11:50着/12:10発→沖永良部島(和泊港)14:10着/14:40発→徳之島(亀徳港)16:30着/17:00発→奄美大島(名瀬港)20:30発/21:20着→鹿児島(鹿児島新港)翌日08:30着
マリックスラインの運賃
マリックスラインの運賃は特等、一等、二等の3区分に分かれています。乗船区間、等級によって運賃が異なります。
予約受付は、旅客・車輛共、乗船日の1ヶ月前の同日(午前 8 時 30 分)より電話(099-225-1551)でのみ受付。
1カ月前の同日が休業日の場合、翌営業日からになります。
期待の新造船
現在、マリックスラインでは「クイーンコーラルプラス」と「クイーンコーラル8」の2隻で運航しています。
「クイーンコーラル8」の代替として2021年12月の就航を目指しています。基本コンセプトは「Origin(原点・起点))「Odyssey(知的探求)」「Overture(序曲)」。使い勝手の基本に立ち返った明快な配置&動線計画、機能美を追求したオリジナリティー溢れるインテリアを基本コンセプトとしています。
船の中央部には吹き抜けのエントランスホールを備え、現行船と比べてプライベート空間が確保された個室、(階段式)寝台を増やし、また2等和室には個人エリアを確保した仕切り並びにフィッティングスペースの設置等、乗船客のプライバシーを重視した客室設備とするとのことです。
高齢者、障害者等に対応できるよう、エレベーター(ストレッチャー収容可能)及びエスカレーターを各2機備えるなどバリアフリーな環境で移動等が円滑に行えるようするとのこと。女性客や小さな子供がいる家族旅行にやさしいフェリーを目指して、メイクアップルーム・授乳室・キッズルームを設置などの設備を用意するとのことです。
船の名前は公募で決定するとのことです。ちなみに現在運航している「クイーンコーラルプラス」はデザインコンセプトは、「ドルフィン・ブルー・オーシャン
~イルカの泳ぐ海~」。幸福の象徴とされるイルカとともに、「色彩豊かな海を駆けるフェリー」をイメージし、青々とした海を彷彿させるドルフィンブルーをアクセントに用い、明るく透明感のあるインテリアカラーとなっています。
マリックスラインについて
著者紹介
総合旅行業務取扱管理者取得(2011年) 麦わら帽子と海と犬をこよなく愛する旅行好きサラリーマン。これまで数々のフェリーに乗船し、乗船回数は200回を超える。 最近では、長距離フェリーでのんびり移動することが贅沢だと思い込んでいる。旅先の九州や、北海道まで飛行機で移動した後に帰りはフェリーを利用するなど、フェリーも旅の一部にしているため、ベストワンフェリーの記事ではその楽しみ方も伝えたいフェリーマニア。
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