知名港フェリー乗り場とは
更新日: 2024-12-01
令和3年(2021)に世界自然遺産に登録されたことで、今後、ますます注目度が高まるであろう奄美群島。奄美群島の島の一つ沖永良部島。沖永良部島の南部にある知名港は喜界島、沖永良部島を結ぶフェリーや港に隣接する新知名発電所へ燃料を供給するタンカーが停泊します。
目次
沖永良部島の基本情報
知名港がある沖永良部島は、鹿児島市から南へ552km、北緯27度線の上に浮かぶ周囲55.8km、面積93.8km2の隆起サンゴ礁の島です。島は鹿児島県大島郡に属していて、北部の和泊町と南部の知名町に分かれています。和泊、知名両町合わせて人口1万4千人あまり。年間平均気温22度という温暖な気候に恵まれ四季を通じて熱帯、亜熱帯の花々が咲き、エラブユリ、スプレーキクなどの栽培も盛んです。東洋一の鍾乳洞・昇竜洞をはじめ200~300の大鍾乳洞群が見られ「花と鍾乳洞の島」の異名をとっています。
知名港フェリーターミナル
基本情報・所在地
住所 〒891-9214鹿児島県大島郡知名町知名
電話番号 0997-93-2411
奄美海運
知名港を発着するフェリー会社はマルエーフェリーの系列の「奄美海運」。鹿児島と奄美群島の島々を結ぶ定期航路を運航しています。奄美海運は「フェリーあまみ」と「フェリーきかい」の2隻の船を使用しています。このうち知名港に立ち寄るのは「フェリーきかい」。「フェリーきかい」の航路は鹿児島~喜界~名瀬~古仁屋~平土野~知名。運航日、時刻については奄美海運の下記ページで紹介されています。
知名港へのアクセス
知名町の中心部から徒歩圏内。知名町役場から約15分です
知名港周辺 おすすめ観光スポット3選
田皆岬
東シナ海に突き出している高さ51mの断崖絶壁です。沖永良部島を代表する景勝地で、海を見下ろすと野生のウミガメが水面から顔を上げる姿を確認することができます。
アクセス:知名港から車で約20~25分
大山植物公園・展望台
沖永良部島の最高峰の大山にあります。展望台からはコバルトブルーの海に加えて、水平線上に与論島や沖縄本島が眺めることができます。植物園ではハイビスカスやブーゲンビリアの花が一年中咲き乱れています。
アクセス:知名港から車で約15分
昇竜洞
昭和38年に発見された全長3,500mの鍾乳洞で、うち600mが一般公開されています。全体として鍾乳石の発達が素晴らしく、特にフローストーン、もしくは流華石と呼ばれるクリームをとろりと流したような形状で洞窟の壁や斜面を覆う鍾乳石の規模は全国でも最大級。は光を当てるときらきら光る美しい場所が洞内の至る所に点在しています。
アクセス:知名港から車で約15分
奄美群島国立公園
喜界島は「奄美群島国立公園」の一部に属しています。奄美群島の島々は世界的にも数少なく国内では最大規模の亜熱帯照葉樹林や、固有動植物及び希少動植物が生育・生息していることに加えて、今もなお世界有数の速度で隆起するサンゴ礁段丘、琉球石灰岩の海食崖やカルスト地形、世界の北限に位置するとされるサンゴ礁、マングローブや干潟といった多様な自然に恵まれています。人々の生活が豊かな自然と密接な関わりを持ってきたため、集落内外にそのことを示す痕跡を見ることができます。
世界自然遺産「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」
令和3年(2021)に日本で5番目の世界自然遺産として登録されました。奄美大島、徳之島は大陸などとの分離、近隣島しょとの分離・結合を繰り返して形成された独特の地史を背景に、アマミノクロウサギに代表される希少種を含む多様な生物が生息・生育しています。沖縄本島の北部の「やんばるの森」は生物多様性の宝庫です。亜熱帯照葉樹林の森は世界的にも数少なく、やんばる特有の生態系の基盤となっています。ヤンバルクイナやノグチゲラをはじめ、やんばるにしかいない生き物たちが数多く生息しています。こうした自然環境が評価されて世界自然遺産への登録につながりました。
世界遺産に登録されたことで、今後、注目度も高まることが予想される奄美群島。沖永良部島は世界遺産の構成資産ではないものの、奄美群島国立公園に属していて、南国情緒溢れる島です。奄美海運のフェリーに乗って、沖永良部島を訪ねてみてはいかがでしょうか。
著者紹介
総合旅行業務取扱管理者取得(2011年) 麦わら帽子と海と犬をこよなく愛する旅行好きサラリーマン。これまで数々のフェリーに乗船し、乗船回数は200回を超える。 最近では、長距離フェリーでのんびり移動することが贅沢だと思い込んでいる。旅先の九州や、北海道まで飛行機で移動した後に帰りはフェリーを利用するなど、フェリーも旅の一部にしているため、ベストワンフェリーの記事ではその楽しみ方も伝えたいフェリーマニア。
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