平土野港フェリー乗り場とは
更新日: 2024-12-01
令和3年(2021)に世界自然遺産に登録されたことで、今後、ますます注目度が高まるであろう奄美群島。奄美群島で二番目に大きな島、徳之島でフェリーの定期航路が寄港する港の一つが平土野港です。記事では平土野港と徳之島について紹介します。
目次
徳之島
奄美群島で2番目の大きな島である徳之島。島内は鹿児島県大島郡徳之島町、伊仙町、天城町の3町から成ります。面積は約247.77 km2、周囲およそ80km。人口約24,000人の島です。主要な産業はサトウキビ、ジャガイモ、ショウガ、果樹などの農業、キハダマグロ、ソデイカ、カツオ、イセエビ類などの近海漁業、黒糖を原料とした菓子、黒糖焼酎製造などが主です。闘牛が盛んで400年以上の歴史を持つといわれています。
平土野港フェリー乗り場
基本情報・所在地
平土野港は徳之島の北西部に位置する大島郡天城町にあります。施設の正式名称は「平土野港待合所」です。
住所:鹿児島県大島郡天城町天城
電話番号 :0997-85-2555
就航している定期航路
マルエーフェリー系列の「奄美海運」が運航しています。使用している船は「フェリーあまみ」と「フェリーきかい」の2隻です。「フェリーあまみ」の航路は鹿児島~喜界(喜界島)~名瀬(奄美大島)~古仁屋(奄美大島)~平土野(徳之島)間、「フェリーきかい」の航路は鹿児島~喜界(喜界島)~名瀬(奄美大島)~古仁屋(奄美大島)~平土野(徳之島)~知名(沖永良部島)間です。詳しい運行情報については下記リンクを参照してください。
アクセス
天城町役場から徒歩で約15分、徳之島空港から車で約5分です。
平土野港周辺 観光スポットおすすめ3選
犬の門蓋
東シナ海に面する海岸線一帯で、季節風や荒波によって長年にわたり浸食された断崖・奇岩が所々に点在する景勝地です。隆起サンゴ礁が長年にわたる浸食によって創られた奇岩の一つが「メガネ岩」。名前は2つの大きな洞門が眼鏡をくり抜いたように見えることに由来しています。
アクセス:平土野港待合所から車で約5分
ムシロ瀬
南国では珍しいまるでムシロを敷き詰めたように広がる花崗岩の海岸線です。海岸付近には大島紬の染料に使う「車輪梅」が群生しています。
アクセス:平土野港待合所から車で約20分
ウンブキ
サトウキビ畑の中に大きな口を開けて存在する洞穴で、約400メートル以西で海とつながる水中鍾乳洞です。サンゴ礁が隆起して雨水などにより鍾乳洞が形成され、さらに沈下もしくは海面上昇により水中に没した洞穴と考えられています。日本初のアナゴ種「ウンブキアナゴ」をはじめ希少な生物が生息しています。ウンブキは「海の谷・洞窟」を意味する方言です。
アクセス:平土野港待合所から車で約3分
世界自然遺産「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」
令和3年(2021)に日本で5番目の世界自然遺産として登録されました。奄美大島、徳之島は大陸などとの分離、近隣島しょとの分離・結合を繰り返して形成された独特の地史を背景に、アマミノクロウサギに代表される希少種を含む多様な生物が生息・生育しています。沖縄本島の北部の「やんばるの森」は生物多様性の宝庫です。亜熱帯照葉樹林の森は世界的にも数少なく、やんばる特有の生態系の基盤となっています。ヤンバルクイナやノグチゲラをはじめ、やんばるにしかいない生き物たちが数多く生息しています。こうした自然環境が評価されて世界自然遺産への登録につながりました。
世界遺産に登録されたことで、今後、注目度も高まることが予想される奄美群島。徳之島は世界遺産の構成資産であり、奄美群島国立公園に属していて、豊かな自然と素朴な南の島の文化が味わえます。奄美海運のフェリーに乗って、徳之島に出かけてみてはいかがでしょうか。
著者紹介
総合旅行業務取扱管理者取得(2011年) 麦わら帽子と海と犬をこよなく愛する旅行好きサラリーマン。これまで数々のフェリーに乗船し、乗船回数は200回を超える。 最近では、長距離フェリーでのんびり移動することが贅沢だと思い込んでいる。旅先の九州や、北海道まで飛行機で移動した後に帰りはフェリーを利用するなど、フェリーも旅の一部にしているため、ベストワンフェリーの記事ではその楽しみ方も伝えたいフェリーマニア。
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