舞鶴フェリー乗り場とは
更新日: 2024-12-15
京都府の北部、丹後地方にある若狭湾に面した街、舞鶴。
戦前は日本海軍の鎮守府が置かれた重要な拠点でした。戦後は引揚船の引揚港に指定されて、外地から帰還した数多くの日本人を迎え入れれました。舞鶴は軍需都市として栄えた東舞鶴と、城下町や商工業地区として栄えた西舞鶴に大きく分かれています。近年はクルーズ船の寄港地、また発着地として多くの客船が入港しています。またフェリーの定期航路も運航されていて、「新日本海フェリー」が舞鶴とレトロな街並みが人気の北海道の小樽を結ぶフェリーを運航しています。
目次
新日本海フェリー 舞鶴フェリーターミナル
舞鶴港は「日本海側拠点港」に選ばれています。「新日本海フェリー」の定期航路の乗り場は「前島ふ頭」にあります。
食堂
食堂はフェリー運航日の18:00~22:00に営業しています。メニューはバラエティに富んだ各種定食に加えて、ラーメン、うどん、そば、カレーライスなどを取り揃えています。
ショップ
フェリー運航日にあわせて営業しています。営業時間は18:00~22:00、土日祝日は17:00~営業しています。京都・丹波・丹後地方の銘菓、舞鶴の地酒などを販売しています。
舞鶴フェリーターミナルへのアクセス
舞鶴フェリーターミナルの最寄り駅はJR東舞鶴駅。徒歩では約25分、タクシーで約7分です。また神戸三宮バスターミナルから20:00発、大阪なんばOCATターミナルから20:30発の連絡バスが運行されています。運賃は神戸発が大人2,150円、小人1,080円、大阪発が大人2,450円、小人1,230円です。完全予約制で乗車日2週間前より受付開始です。
舞鶴フェリーターミナルの所在地
〒625-0036 京都府舞鶴市字浜 2025番地 1 前島埠頭
舞鶴 乗下船前後のおすすめ観光スポット
赤レンガパーク
1901年(明治34年)の旧海軍舞鶴鎮守府の開庁に伴って舞鶴では明治期から大正期に赤れんがの建造物が建てられて、現在も数多く残っています。中でも12棟からなる「赤レンガ倉庫群」のうち、8棟が国の重要文化財に指定されています。ノスタルジックな雰囲気を醸し出す建物を活かしてオープンしたのが「舞鶴赤れんがパーク」です。「舞鶴赤レンガパーク」の代表的な建物は次の3棟です
【市政記念館 (赤れんが2号棟)】
国の重要文化財に指定されている倉庫群のひとつ。明治35年に旧海軍兵器廠予備艦兵器庫として建設されました。今は展示スペースやホール、喫茶コーナーを備えていて交流の場となっています。
【まいづる智恵蔵 (赤れんが3号棟)】
明治35年に建てられた赤れんが倉庫をそのまま利用した展示エリア。瓦屋根や木枠ガラス窓なども当時の設計図を基に忠実に復元されています。
【赤れんが博物館 (赤れんが1号棟)】
国の重要文化財に指定されている建物の一つです。明治36年に海軍の魚型水雷庫として」建設されました。館内ではれんがの歴史、世界各国のれんがなどが展示されています。
舞鶴田辺城資料館
戦国時代に織田信長の命令により明智光秀と協力して丹後を平定した細川藤孝が、新しく築いた城が別名舞鶴城と呼ばれる田辺城です。関ヶ原合戦の前哨戦として石田三成方の1万5千の兵に城を囲まれた細川藤孝は約2ヶ月もの間、田辺城に籠城しました。江戸時代は京極氏を経て、1668(寛文8)年に牧野氏が入封、明治維新まで続きました。田辺城展示室では細川藤孝を中心とした歴代城主や、城下町・田辺の歴史を紹介しています。また、彰古館では、「糸井文庫」の錦絵資料を展示しています。城を築いた細川藤孝は2020年大河ドラマ「麒麟がくる」の主人公明智光秀の盟友であると同時に息子・忠興が光秀の娘の玉子、のちの細川ガラシャを妻に迎えた親戚関係でもありました。細川忠興は関ケ原の戦い以後、、豊前国の小倉藩初代藩主を務めました。細川家はその後、息子の忠利が加藤家の改易を受けて肥後国熊本藩へ移封。熊本藩54万石の大名として明治維新まで続きました。
天の橋立
宮城県の松島、広島県の厳島神社とならぶ日本三景の一つに数えられているのが天橋立です。天橋立のある宮津市は舞鶴から近く、日帰り観光を楽しんでいただけます。幅は約20~170m・全長約3.6kmの砂浜です。砂浜には大小約8000本もの松が茂っている珍しい地形になっていて天に架かる橋のように見えることから「天橋立」と呼ばれるようになりました。長い年月ををかけて自然がつくりだした神秘的な風景は必見です。百人一首の中にも「大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天の橋立」と詠われている天橋立一帯は「宮津天橋立の文化的景観」として重要文化的景観に登録されています。
著者紹介
総合旅行業務取扱管理者取得(2011年) 麦わら帽子と海と犬をこよなく愛する旅行好きサラリーマン。これまで数々のフェリーに乗船し、乗船回数は200回を超える。 最近では、長距離フェリーでのんびり移動することが贅沢だと思い込んでいる。旅先の九州や、北海道まで飛行機で移動した後に帰りはフェリーを利用するなど、フェリーも旅の一部にしているため、ベストワンフェリーの記事ではその楽しみ方も伝えたいフェリーマニア。
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