那覇港フェリー乗り場とは
更新日: 2024-12-01
那覇港は15世紀から琉球王国の貿易の拠点として栄え、今日まで沖縄の海の玄関口として発展してきました。港は那覇ふ頭地区、泊ふ頭地区、新港ふ頭地区そして浦添ふ頭地区の4つの地区に分けられています。フェリーが発着するのは那覇ふ頭地区、泊ふ頭地区です。フェリーが発着する那覇ふ頭と泊ふ頭について紹介します。
目次
那覇ふ頭船客待合所
施設の概要
那覇ふ頭船客待合所からは沖縄と奄美群島、鹿児島を結ぶフェリー、水中観光船やディナークルーズが発着しています。
那覇ふ頭船客待合所 所在地
沖縄県那覇市通堂町2-1
那覇ふ頭船客待合所を発着するフェリー/クルーズ船
那覇ふ頭船客待合所には「マルエーフェリー」「マリックスライン」などのフェリー会社のフェリーや、「ウエストマリン」などのクルーズ会社の船が発着しています。
マルエーフェリー
沖縄と奄美群島、鹿児島を結ぶフェリー会社です。「フェリーあけぼの」と「フェリー波之上」の2隻の船で運航しています。
マリックスライン
沖縄と奄美群島、鹿児島を結ぶフェリー会社です。「クイーンコーラルプラス」「クイーンコーラルクロス」の2隻の船で運航しています。「クイーンコーラルクロス」は令和3年(2021)11月に新しく就航した船です。
ウエストマリン
レストランシップ「モビー・ディック号」と水中観光船「オルカ号」を運航しています。レストランシップ「モビー・ディック号」は「サンセットディナークルーズ」「ナイトディナークルーズ」を運航しています。水中観光船「オルカ号」は船の地下にある水中展望室から沖縄の海を泳ぐカラフルな熱帯魚を楽しめます。
那覇ふ頭へのアクセス
沖縄を走るモノレール「ゆいレール」の「旭橋駅」から徒歩10分です
とまりん(泊ふ頭ターミナルビル)
施設の概要
「とまりん」こと泊ふ頭ターミナルビルは沖縄本島から慶良間(けらま)諸島をはじめとする離島へ渡るフェリーや高速船が発着する海の玄関口です。ホテルや店舗などが入る複合施設になっています。那覇空港からも近く、国道58号線沿いに位置しています。観光客だけではなく、離島に暮らす島民にとっても重要な施設です。
「とまりん」の施設
「とまりん」にはコンビニエンスストア、お土産店、カフェ、沖縄料理店、観光案内所、レンタカーの営業所、沖縄銀行と琉球銀行のATM、コインロッカー、携帯充電器(有料)、郵便局があります。「とまりん」に入っている主な施設は下記の通りです。
ローソンとまりん店
営業時間:24時間 年中無休 1階
マミヤかまぼこ
営業時間:8時~17時※出航状況により異なる 定休日:年末年始 1階
沖縄近海をはじめ、世界中の厳選された、白身魚を使用した昔ながらの製法で作られた沖縄県産のかまぼこです。
ハート・コーポレーション
営業時間:8時30分~19時 年中無休
婦人服、かりゆしウェア、アロハ、沖縄デザインプリントTシャツ、雑貨、水着、シュノーケル、ラッシュガート、マリングッツ海のレジャー用品をいろいり取り揃えています。
CAFÉ HARBORPOINT
営業時間:8時~18時 年中無休 2階
港が見える静かな雰囲気のカフェです。
龍潭 とまりん店
営業時間:ランチ 11時~17時/ ディナー 17時~24時(ラストオーダー23時)
沖縄料理が豊富に揃っている「琉球」の雰囲気を感じることができるお店です。
泊ふ頭を発着する離島航路
渡嘉敷(とかしき)島行き
フェリーの「フェリーとかしき」、高速船の「マリンライナーとかしき」が運航しています。所要時間はフェリーが1時間10分、高速船が35分。フェリーはターミナル東岸、高速船は北岸が発着場所です。
座間味島・阿嘉島行き
フェリーの「フェリーざまみ」と高速船の「クイーンざまみ」が運航しています。所要時間は「フェリーざまみ」が1時間30分~2時間、「クイーンざまみ」が50分~70分です。発着場所は「フェリーざまみ」が南岸、「クイーンざまみ」が北岸です。
粟国島行き
フェリー粟国が運航しています。所要時間は2時間で発着場所は南岸です。
久米島・渡名喜島行き
久米商船が「フェリー琉球」「フェリー海邦」が運航しています。所要時間は久米島への直行便が3時間、渡名喜島経由久米島行きが3時間30分、発着場所は南岸です。
北大東島・南大東島行き
大東海運が「だいとう」を運航しています。所要時間は15時間、発着場所は南岸です。
「とまりん」へのアクセス
「ゆいレール」の「美栄橋」から徒歩約10分です。駅の北口を出て、朝渡川沿いを港方面に進んで国道58号線を右折、約500mほどです。
世界自然遺産「奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島」
日本で5番目の世界自然遺産として登録されました。奄美大島、徳之島は大陸などとの分離、近隣島しょとの分離・結合を繰り返して形成された独特の地史を背景に、アマミノクロウサギに代表される希少種を含む多様な生物が生息・生育しています。沖縄本島の北部の「やんばるの森」は生物多様性の宝庫です。亜熱帯照葉樹林の森は世界的にも数少なく、やんばる特有の生態系の基盤となっています。ヤンバルクイナやノグチゲラをはじめ、やんばるにしかいない生き物たちが数多く生息しています。こうした自然環境が評価されて世界自然遺産への登録につながりました。
那覇ふ頭を発着するフェリーは奄美群島の島々を経由して鹿児島に向かいます。世界遺産に登録された島々の手つかずの自然景観を楽しみながら船の旅を楽しむこともできます。泊ふ頭旅客ターミナルではフェリーの乗り降りだけでなく、沖縄本島観光の立ち寄りスポットとしても楽しめます。
著者紹介
総合旅行業務取扱管理者取得(2011年) 麦わら帽子と海と犬をこよなく愛する旅行好きサラリーマン。これまで数々のフェリーに乗船し、乗船回数は200回を超える。 最近では、長距離フェリーでのんびり移動することが贅沢だと思い込んでいる。旅先の九州や、北海道まで飛行機で移動した後に帰りはフェリーを利用するなど、フェリーも旅の一部にしているため、ベストワンフェリーの記事ではその楽しみ方も伝えたいフェリーマニア。
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